1/26 クラスメイト
感染者数の増加が止まりませんね。
そろそろ減少に転じてほしいところですが…
そんな時にクラスのみんなで歌いたくなるのは
「希望のささやき」
です。さくらんぼでも歌い、
ピッコリーニでも歌っています。
文語体の歌詞なので、子供には難解です。
「淡き黄昏に真闇せまれば
暗き夜の空に星はまたたく」
という2番の歌詞。
「あわき」も「たそがれ」も分かりません。
「真闇」の「真」は「真っ赤の真だよ」と説明してみたら
「あぁ〜!ちょっと赤っぽい闇ってこと?」とのこと(^▽^;)
やっと言葉の意味が分かったところで、人生における「闇」や「嵐」にたとえているんだよ、と説明しても、「はぁ〜・・・」となります。そりゃそうですよね。小学生がそこで「うんうん」と共感してしまったら、逆に心配かも。みんな幸せな子供時代を送っていて、よかったよかった。
でももしこの歌を好きになってもらえたら、歌詞もなんとなく覚えてもらえたら、いつか大きくなった時にふと「コロナの時に歌ったな〜」と思い出してもらえたら、なにかの力になってくれるかもしれない、と思います。そうでなくても、良い言葉、希望の言葉を口に出して歌うことは、たとえ今理解できなくても、子供にとって良いことだと思っています。
それにしても、子供同士のパワーにはかなわないものだとつくづく感じています。
1月からピッコリーニに仲間入りしたSちゃん、「口を大きく開けて歌う」の意味がよくわからない様子。
そこで、個人レッスンのあとのTutti の時間に「口を大きく開けっこ」をしてみました。
お姉さんたちは、これでもかと大口を開けて、けらけら笑います。
Sちゃんはびっくりしつつも、これまでの新記録の大きさを見せてくれました。
それで歌ってみましょう〜と言うと、お姉さんたちは大きすぎる口で歌ってくれました。
おかげで「お姉さんたちは大きすぎ。Sちゃんはもう少し大きく」と、いい感じでみんなで学ぶ機会になりました。
お姉さんになった子は、小さい子を助けるのは楽しいらしいし、
小さい子は「まだできなくても、いつかできるようになる」と思えるのでしょうね。
それは先生にはできない役割です。
ピッコリーニでは顕著ですが、ほかのクラスでもクラスメイト同士で刺激を与えあっているようで、集まったメンバーみなさんに感謝です。