名倉亜矢子のブログ

・・・歌って教える毎日のこと
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2012.08.23 Thursday

都留音楽祭

今年も都留音楽祭に通訳要員として参加してきましたっ

都留音楽祭は、山梨県都留市のホールで行われている
古楽祭で、歌、バイオリン、フルート、リコーダー、リュート、
チェンバロ、フォルテピアノ、ダンスの講習会を受講できます。
今年で26回目という、日本では最古の古楽祭のひとつです。

それぞれの専科の講師陣がすばらしいのはもちろんのこと
ですが、毎年感嘆してしまうのが、使用されるチェンバロの
数と質、さらにそれが専門の調律師さんたちに常に調律
されていることです。
専科のレッスンには、これまた一流どころのチェンバロの
先生方が、通奏低音奏者としてついてくださるのです。

こんなに贅沢な音楽祭が、都留の涼やかな風の中、
ほんわかとアットホームな雰囲気に包まれて行われて
います。

私は今年の歌のゲスト講師、ルーファス・ミューラー氏の
レッスンの通訳をしました。先生の柔らかく、力強い声を
聞きながら、優秀な受講生のみなさんのレッスンを目の
当たりにして、たいへん刺激的な勉強の機会となりました。

これは、音楽祭初日におこなわれた、講師陣による
コンサートの開演前の舞台です。
出演者ごとに楽器を変えて、ここに並んでいるチェンバロを
ほぼ全部使っての贅沢なコンサートでした。


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2012.08.15 Wednesday

ストラヴィンスキーのオペラ

本番は12月ですが、ストラヴィンスキーのオペラ「うぐいす」の
合唱の稽古がすでに始まりました。

学生の頃、図書館をぷらぷら歩いていて、ふと
「Rachmaninoff for singers」という本が目に留まり、
たまたまロシア人の友人が音楽理論のクラスにいたので、
本と友人に発音を教えてもらいながら、ラフマニノフの歌曲を
数曲歌ったことがありました。

で、これが今までの人生で歌ったロシア語の曲のすべてです。

今回はディクションの先生が何回か稽古に入ってくださり、
発音を手取り足取り教えてくださいました。
ロシア語の文字自体、まず見慣れないですよね。
でも先生が、ギリシア文字からローマ字とロシアの文字が
どのように派生していったか説明してくださると、非常によく
納得できて、おもしろかったです。
稽古場には「へ〜〜」「ほ〜〜〜」という声が何度も広がっていました。笑 

考えたら、ストラヴィンスキーの曲に取り組むこと自体、ほぼ
初めてなんですね。短い合唱曲を歌ったことがあるくらいで、
あとはオーケストラの曲を聴くばかり。
演奏してみるのと聴くのとって、やっぱり景色が違って見える
なぁ〜と改めて思いました。またオケ合わせが始まったら
さらに違う景色が見えるのかな〜と、今から楽しみです。

「火」とか「ランタン」とか「料理番」とか、およそ日常会話に
役に立ちそうにないロシア語を、いくつか覚えました!
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2012.08.10 Friday

ピッコリーニ合宿

小学生たちが夏休みに入った7月、ピッコリーニは恒例2回目の
夏合宿に行きました。

今年は親戚のご好意に甘えて、御宿のマンションをお借りして
行うことになりました。
海の近くですが、海で遊ばせるのに私ひとりでは不安でしたので、
子どもたちのパパとママがお手伝いに来てくださいました!
料理全般は私の母が引き受けてくれて、今年も楽しい
アットホームな合宿をすることができました。

子どもたちはみんな元気に参加して、海でたくさん遊び、
ちょっぴり練習もして いっぱい笑って、楽しい時間を
過ごしました。
私は、とにかく全員無事に親御さんのもとへ送り届ける
ことができて、よかったです〜〜
小さい頃行った臨海学校や林間学校の先生方の気持ちが
ちょっとわかったような気がしました。笑 

クリスマスには、ピッコリーニは再びLaudesi Tokyoの
演奏会に出演させていただきます。
ラテン語、バスク語、カタルーニャ語、スペイン語・・・などの
曲を丸覚えしなければなりません。
合宿でほぼ覚えましたので、これから少しずつ仕上げて
いくことになります。
普段は時間がなくてなかなかできない個人レッスンも、
することができました。私にとっても、ひとりひとりの得意・
不得意を把握し、成長の度合いを正確に見ることのできる
貴重な時間となりました。

1年ぶりに子どもたちを間近で見た母は、ひとりひとりの
心身の成長ぶりに驚いていました。

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