名倉亜矢子のブログ

・・・歌って教える毎日のこと
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2012.04.24 Tuesday

アンサンブル・ワークショップのお知らせ

はっと気づけば、もうすぐゴールデンウィークですね!

ゴールデンウィークは、スタジオアルシスの順井宏子さんが、もう15年以上
前から続けていらっしゃる、ヴォーカル・アンサンブルのワークショップがあります。

アカペラであれば、ルネサンス歌曲も、日本の歌も、アカペラに編曲された
ポップスも、なんでも歌ってしまおう、というワークショップです。

参加者はエネルギー補給のバナナと水分を片手に、とにかく歌いまくる
3日間になります。読譜の速度によって3〜4チームに分けて、それぞれの
チームで曲を仕上げていきます。

私も初めて参加したときは、本当に楽しくて楽しくて、とても充実した時間を
過ごしたことを覚えています。ほぼ毎年、講師だったり通訳だったりしながら参加
していますが、いろんなことを学んできました。
レパートリーが増えるのは最低限保障されておりますし!

なによりすばらしいのは、このワークショップには「いいやつ」が集まって
くることです。もしくはワークショップの期間中に「いいやつ」になるのです。笑 

不思議なことですが、本当です。

だから、だれそれが歌がうまいとか、譜読みが速いとか、もちろんそれは事実
としてあるのですが、だからなんだ、ということなく、みんなそれぞれ楽しい
のです。

歌が好きな人、譜読みが苦手な人、得意な人、歌う仲間を見つけたい人、
ぜひアルシスのワークショップに一度来てください!

http://www.studioarsis.com/

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2012.04.22 Sunday

グリーンスリーブス

「やすらぎの歌」は、リュートの金子浩さんと4年前にリリースしたCDです。

遅ればせながら、これからこのブログで、収録した曲に対する思いを少しずつ
書いてみようと思います。

1曲目はグリーンスリーブス。

英語の正確な発音に近づけようとすると「グリーンスリーブズ」と、
最後に濁点がつきます。
しかし、ひろく一般に流布しているのは「ス」なので、解説の那須さんにも
相談に加わっていただき、結局「ス」と表記することにしました。

グリーンスリーブス、つまり緑の袖。
緑の袖のドレスをいつも着ていた「あの女性」にふられてしまった男の人が、

「あんなことも、こんなこともしてあげたのに、僕をふるなんて。
彼女こそがすべてだったのに」

という内容です。
言ってしまえば、他愛もない失恋の歌です。(^^;)
それがちょっとダンサブルな、魅力的なメロディーにのると、
こんなすてきな歌になるんですね。

シェイクスピアの劇中でも「流行歌」として使われたそうですし、
クリスマス・キャロルとしての替え歌にもなっています。
ヒットソングだったのですね。

冒頭のメロディは:
レファーソーラーシラー
となっていて、この シ の音にフラットがつくのか、つかないのか
という質問をよく受けます。
出版されている楽譜も、ついていたりついていなかったり、いろいろです。
私もいろんな先生に聞いてみました。
音楽学、リコーダー、ソルミゼーション、音楽史・・・ それぞれの方が
こちらが正しいのだろう、とそれぞれの見解を教えてくださいましたが、
最後にみなさん「でも、どっちでもいいんですよ」とおっしゃいます。笑 

私も、どっちでもいいのだろう、と思います。

フラットをつけるとちょっと内向的で、はずすと前向きな感じ・・・
と思う私の感覚は、現代人のものでしょうか。
この歌が流行り始めたころの人々は、フラットのついたメロディを
どう感じたのでしょう。

CDではフラットをつけたバージョンで収録しましたが、
演奏会ではそれに限りません。
フラットをはずすバージョンにしたり、1,2番はフラットをつけて
3番だけはずしてみたり。笑 
金子さんは、私のそういう即興的なところは慣れっこで、もはや
なにがあっても驚きませんので、本番の気分で歌っちゃいます。
今度ライブを聞いてくださる機会がありましたら、ぜひチェックして
楽しんでくださいね! 

CDやすらぎの歌 | comments(3) | trackbacks(0)
2012.04.19 Thursday

今日から新クラス

和光大学の生涯学習センターの一環として、アカペラクラスを3~4年担当
しましたが、和光大学側の改革に伴って、アカペラクラスは自主講座として
独立することになりました。
講座を受講していた方の中から有志が集まり、企画してくださったのです。
なんとすばらしい・・・・!!

さらに、和光大学では人数が集まらずに開講できなかった、「楽譜を読む
〜ドレミからはじめよう〜」も始まります。
達成感を味わうことは、若さの秘訣ではないでしょうか。
歌が好きなら、楽譜も必ず読めるようになります。
楽譜が読めれば、知らない歌とも知り合いになれるんですよ〜

自主講座になったので、見学は随時受付ますし、アカペラクラスには
「単発参加」も可能です。
ぜひ一度いらしてくださいね。

ご連絡は ayako.nakura@gmail.com  まで、お待ちしております。

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2012.04.16 Monday

やすらぎの歌演奏会終了

3月6日の宗次ホールから始まった「やすらぎの歌」コンサートシリーズは、
先日4月12日に終わりました。
ご来場くださったみなさま、ありがとうございました!

名古屋の宗次ホールは、本当に美しいホールです。
ロビーにはひざかけまで常備してあるんですよ。
女性にはうれしい心遣いですよね。

日暮里サニーホールは、何度も歌ったことのあるホールですが、
今回初めて横長に使いました。
客席がフラットなので、後列の人にとって前が見えにくいことが
玉にキズだったのですが、横長に使うことによってそれも解消!
とてもアットホームなコンサートになりました。

三島でのコンサートは、ちょうど桜が満開の土曜日。
ホールのロビーからもきれいな桜が見えました。
スタッフ一同で、お昼休憩はロビーにて、気分だけお花見を
楽しみました。
「三島コロッケ」ってご存知ですか?新幹線を降りたときに
目ざとくのぼりを見つけ、駅前のおみやげやさんでゲットして、
沢井さんと一緒にいただきました。(^^)v おいしかったですよ〜!
おみやげはわさび漬け。家族の好物なのです。

最後は、東京は練馬区、大泉学園にて。
お弟子さんたちや、歌手仲間たちも来てくださり、高校のころからの
恩師も家族で来てくださいました!恩師の前で歌うのは、やはり
緊張しますが、「うまく歌おうとすると緊張するのだ、自分らしさを
出すことを心がけなさい」と教えてくださったのもこの恩師。
そのように心がけて、金子さんとのアンサンブルを楽しみました。

金子さんといえば、今回のシリーズには
「金子浩の弦楽器の話」というコーナーがありました。
リュートという楽器の魅力を、堅い話ゼロでまとめてしまうのは
ほんとすばらしいです。客席からは楽しげな笑い声が何度も起こり、
トークの苦手な私は、袖でうらやましく思いながら、ステージスタッフの
方々と一緒にぷぷぷっと噴出しておりました・・・笑 

今回もたくさんお世話になった、スタジオアルシス、沢井事務所、家族、
耳鼻咽頭科の先生、鍼灸院の先生、みなさまに心から感謝です!!

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