名倉亜矢子のブログ

・・・歌って教える毎日のこと
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2011.02.28 Monday

ピッコリーニの動画

昨年末に行われた、子ども合唱団「ピッコリーニ」の動画を
Youtubeにアップしました。

http://www.youtube.com/watch?v=ZX3n6pbUkHc

ちょっとだけですが、 ラブリ〜 な演奏を見てやってください。

画像が荒いのと、ハープの演奏がダメダメなのは許してください・・・ 


演奏会を経験して、ますますやる気が出てきた子どもたち。
ひとりずつ発声練習も行いますが、意外にも好評のようです。
自分ひとりで歌うことも、仲間の声を聴くことも楽しいようで、
「退屈しないかな?」との私の心配をよそに、とても充実した時間
になっています。

新しい仲間も2人増えました!2人とも男の子です。

それにしても、子どもってすなお・・・・

みんな高い声で歌うことが好きみたいで、パート分けをするときに
高いパートだと「やった!」と言い、低いほうだと「またオレ低いほう〜?」
とブーイングが出ます。どうやら、「高い声はエライ」と思っているふしが
あったので、「みんなそれぞれ得意なところが違うんだよ。先生は、
上手な子に高いパート、下手な子に低いパート、とか思ってないよ。
みんなの声に向いているところを選んで歌ってもらってるんだよ。」
と言ったら、文字通り砂が水を吸うように、すんなりこれを受け入れて
納得してくれたのでした。

大人が相手だと「ほぉ、あなたはそういう考えの持ち主なのですね」とか
「そうは言っても、私の場合は下手だから下なんだと思います」とかいう
反応が多いので(笑)、あまりの素直な反応に、こちらがちょっとびっくり
しちゃいました。

先入観のない子どもに教えるって、こういうことなんだなぁ〜と、
嬉しく、感動したのと同時に、彼らにとって初めて出会う価値観を
教えているのかもしれない、と思うと、責任重大だなぁと思いました。

私が「こうやってみて」ということを、一生懸命にやってみようと、
まっすぐ私を見つめて歌ってくれる目を見ると、思い切って合唱団を
たちあげて、本当によかったなぁと思います。
まだまだ先は長いですが!!!
子ども合唱団ピッコリーニ | comments(7) | trackbacks(0)
2011.02.21 Monday

法典公民館にて

千葉県船橋市の法典公民館の音楽祭に、ジョングルールを招聘してくださいました。

到着すると、豚汁のいいにおいが・・・・ 

たまらず、荷物を置くと辻くんといっしょに豚汁と、玉こんにゃくを買ってしまいました。
玉こんにゃくの瑞々しいこと・・・!! びっくりしました。


今回は新しい試みとして、後白河法皇が編纂した庶民起源の歌謡集
「梁塵秘抄」からの数曲を、座長のオリジナルのメロディーに乗せて
演奏するコーナーもありました。

時の権力者、後白河法皇が、庶民の歌を編纂させるなんて、まるで
中世スペインの王様、アルフォンソ10世が庶民起源の歌謡を含め400曲
以上もの歌を編纂させて作った「聖母マリアのカンティガ」とそっくりですね。
似たようなときに、似たような事象があるとは面白いものです。
現代にすれば、小泉首相が文部科学省を使ってX-Japanの全曲集を
出版するようなものでしょうか。

私は、お恥ずかしながら梁塵秘抄といわれるより、カンティガと言われた方が
なじみがあるのですが、もちろん逆の方もたくさんいらっしゃるわけで。
今後、カンティガの話をするときは、梁塵秘抄みたいなものです、と説明
するのもいいかなと思いました。

ジョングルールは、中世ヨーロッパを旅する芸人、という設定ですので、
梁塵秘抄については、たまたま日本に流れ着いた仲間のジョングルールが、
日本で梁塵秘抄に触れ、それをヨーロッパに持ち帰ってわれわれにも
教えてくれた、ということになりました。
なので、あくまでも使う楽器は中世ヨーロッパのものです。

しかし、いつも古い外国の言葉を、四苦八苦して発音し、意味を解読して
いるのですが、同じ古い言葉でも、自分の国の言葉ってなんて楽なんだ
ろう、と思いました。なんとなくですが、言葉の美しさが身にしみるのです。
外国人にはわからないだろうなぁ〜とつい思ってしまうのですから、私も
イタリア人やフランス人には、そう思われているのでしょうね〜・・・


この日のお客様は、本当にすばらしかったです!!! 
歌詞の内容にもしっかり耳を傾けてくださり、非常によく反応してください
ました。普段スルーされてしまうようなところでも、ばっちりウケてくださり、
たいへん楽しいひとときとなりました。
スタッフ各位、またご来場くださったみなさまに、心から感謝です! 

手作りのクッキーもいただきました。シリアルのさくさくと、レーズンの
しっとりが調和していて、とてもおいしかったです。

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2011.02.14 Monday

アルバの花の美術館

アップ遅くなりましたが、アンサンブルAlbaが、千葉市花の美術館で演奏会を行いました。

集合してからほとんど自由時間はなくて、あまり館内を見ることはできなかった
のですが、外の庭にも菜の花はじめ、いろとりどりの花が咲いていましたし、
中も明るくて心地よくて、とてもすてきな美術館でした。
入館料はなんと200円!
併設のショップやレストランだけなら、入館料はいらないそうです。
なんて良心的なんだ〜〜
「よく行きます」とおっしゃる方に何人かお会いしたのもうなずけます。

さて、アルバ。
10名のメンバー中、7人が風邪をひいてしまいました
この時期のコンサートは、体調管理が難しいですね。
なんとか全員で参加できたことが、救いでしたが・・・ 
それでも、みなさん本番に本当に強いんですね!練習とは見違えるほど
よく声も出ていましたし、集中力もとぎれず、よいコンサートとなりました。

ところどころ、補強が必要なところは私もいっしょに歌ったり、指揮を
したりしてサポートしましたが、必要なかったかも!?!?というくらい
でした!
でも女声コーラスなので、私でも補強に入れてよかったぁ〜
男声だったら役に立ちませんでしたからね。笑

1週間後も練習がありましたが、病欠がひとりいらっしゃいました。
コンサートでは、かなり具合が悪かったのをおして、歌ってらした
のですね。。。。

アルバのレパートリーはアカペラばかり、ときどき私のハープがちょろっと
入る程度で、中世やルネサンスのきれいな曲も歌いますが、
日本の歌やディズニーもありますので、どなたでもお気軽に楽しんで
いただけるかな、と思います。
5月の演奏会も楽しみですね。
その後は団員も募集しますので、興味のある方、ご連絡くださいね。
   ayako.nakura@gmail.com

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2011.02.06 Sunday

コルニクスのヌーンサービス

 ルーテル東京教会にて、ヌーンサービスに出演させていただきました。
新大久保駅で下車し、にぎやかな大久保通りを歩いていくと、教会が現れ、
中に入ると外の雰囲気とはうってかわった、静かで穏やかな空気が流れています。

月に1度、12:15からヌーンサービスとよばれる、、音楽と牧師先生のお話に
よる30分の礼拝が行われています。

コルニクスは来月に、こちらの教会でフルのコンサートをさせていただくことに
なっているので、本番と同じ場所でヌーンサービスに出演させていただけたの
は本当にありがたいことでした。

3月の本番でごいっしょいただける、サクバットの三宅さんと首藤さんも、
もちろん出演してくださり、すてきなコンサートとなりました。
本当なら、オルガンや弦楽器といっしょに、朗々と吹いていただく楽器なの
だと思いますが、今回は女声アンサンブルの下をサクバット2本で支えて
いただくので、かなり音量を落としてくださっています・・・・かたじけないっ

あ、サクバットとは、トロンボーンの前身です。
合唱といっしょになると、まるで人の声のように聞こえる、すばらしい楽器
です。カンティレーナ様式とよばれる、上の声部が忙しく動き、下の声部が
長い持続音で成り立っている音楽は、下の声部にほとんど歌詞がついてい
ないことがよくあります。
当時はサクバット等で演奏されたのではないか、と言われています。


首藤さんは、トロンボーン協会の「常任理事」さまで、コルニクスの演奏会
のことも、HPに載せてくださったそうです!見てね。 ココをクリック

話がそれましたが、ヌーンサービス。
3月の演奏会でも目玉となる、デュファイのNuper rosarum flores を演奏
しました。
私はこの曲が大好きでねぇ・・・ 
フィレンツェのドゥオーモができたときの、献堂式(教会の建物を、神様に捧げ
るミサ)のために作曲されたそうです。本当にバラの花が咲くような、美しい曲
です。当時は、フルート等いろんな楽器も入って、とても華やかに演奏された
そうですが、私は声だけのアカペラでしか演奏したことがありませんし、聴いた
こともありません。今回は、サクバットをお願いして、少しだけ当時の演奏を
真似してみました。

コルニクスは私は指導だけで、指揮はしないので、演奏会当日は最初の音を
「ふ〜ん♪」と歌って知らせるだけなのですが、今回、限られたリハーサルで
サクバットと共演するので、Nuper rosarum は指揮することになりました。
すごく楽しかったです 指揮はとても下手なので、みなさんやりにくかった
かもしれませんが・・・ 本人はご満悦。 (←めいわくなやつ。)
大好きな曲のサクバットも入った演奏に、参加できたのですもの〜 

ヌーンサービスでは、インフルエンザのために、欠席されたメンバーがひとり・・・
3月のコンサートでは、みんな元気に出演できますように!
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