名倉亜矢子のブログ

・・・歌って教える毎日のこと
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2010.11.29 Monday

三田会終了♪

 先週火曜日の祝日は、楽友三田会の定期でした。
夏ごろからヴォイストレーニングに行っていましたが、今回の定期ではハイドンのミサ曲のソロも
歌わせていただきました。この「パウケンメッセ」、実は大学時代に歌ったんですね〜
その時はもちろん、合唱で。練習していたら、そのうち湾岸戦争が始まってしまい。
「戦時のミサ」とも呼ばれるこの曲が、なんということかぴったりな世の中になっていたのでした。
歌ったのはもう20年も前なのに、不思議なほどよく覚えていました。好きだったからでしょうか!
ハイドンって苦手、という人がけっこう多いような気がしますが、私は大好きです。
なぜですかねぇ〜。
まず、歌いやすいです(笑)。
メロディもきれいですし、どこかいつも明るい感じがします。

練習のとき、指揮の山神先生に「今回のオケのピッチはなんですか?」と尋ねたら、
「今回オケではなく、ピアノです」とのお答えで、恥ずかしい思いをしましたが
GPまで知らなかったという人もいました。。。 ふふふ、みんなそんなもんなんですね〜(←そうか?)

実は直前に風邪をひいてしまって、GPは欠席してしまいました
本番はなんとか無事に歌えて、ほっとしました・・・

山神先生も、ピアニストのお二方も、本当にすばらかしかった!!!
ソリストのみなさまも、合唱もとってもすてきでした。
私たちはミサだけでしたが、すごい盛りだくさんなプログラムで、本当にみなさま
すばらしかったと思います。
関係者各位、ありがとうございました&お疲れ様でした。

でもピアニストの方も、お風邪を召されていて、楽屋では咳こんこん・・・
本番で咳が出ないか、私もいっしょに心配でしたが、「集中すれば咳は出ないよ!!」と
励ましあって乗り切りました 

そして本番が終わると、あっさり治ったりするんですよね

ピアノのAさん、どうなさったかなぁ〜 あれから暖かい日が続いていたし、よくなられたかな?
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2010.11.18 Thursday

大倉山にて

 大倉山には、実は初めて行きました。
かなり急な坂を上っていくと、森のような公園があって、その中にたたずむ洋館が、大倉山記念館です。
坂があって、石畳の道があって、緑がたくさん・・・
まさに私にとっての「横浜」のイメージそのものでした!!

古めかしい2重扉をあけると、雰囲気のよい空間が広がる「講堂」で、演奏会は行われました。
「水曜コンサート」というシリーズの顧問をされているのが、音楽学の権威、金澤先生で、
なんと私たちのリハーサルに来てくださり、立ち位置等についていろいろご助言くださいました。
スタッフはみなさん女性で、ピアノを動かしたり、板を動かしたり・・・
舞台の準備って重労働なんですよね。みんな女性にやっていただいて、申し訳なかったです

50人ほどのお客様と、とても親密な時間を過ごしました。

アンコールは、大倉山記念館のスタッフ、岡さんにご助言いただき、武満徹の「小さな空」を演奏しました。

実は本番前に、来る途中で見つけたおいしそうなパンやさんに買い物に出たんですね。
坂を下りる途中、きれいな夕焼けの中に富士山がうかびあがり、しばし見入っていたのでした。
小さな空を歌っていたら、そのときの光景が浮かんできました。

P.S. 「11月のコンサート」の情報を追加しました。
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2010.11.07 Sunday

大倉山水曜コンサート

来る水曜日は、リュートの金子さんとのコンサートです。
CD「やすらぎの歌」のレパートリーに加えて、カッチーニの「アマリッリ」や、
ランベールの歌曲も歌います。 カッチーニの「アマリッリ」は、声楽を勉強する人がよく使われる
「イタリア古典歌曲集」の1巻の1曲目に収録されていて、とてもよく知られています。
イタリア古典歌曲集は、パリゾッティという人が編纂したのですが、そのときに元の楽譜を
19世紀風に編曲しなおした部分がたくさんあるのだそうです。今回は、リュートといっしょに、
17世紀に出版されたオリジナル譜を使って演奏しますので、パリゾッティ版のものとは
少し違う部分がおもしろいかなと思います。

とても雰囲気のある大倉山記念館、秋の夜長にぜひ聞きにいらしてください。

11月10日(水)大倉山記念館水曜コンサート「やすらぎの歌」

時間:19:00開演
場所:大倉山記念館ホール
料金:大人2000円、高校生以下1000円
出演:名倉亜矢子(歌) 金子浩(リュート)

プログラム:
・グリーンスリーブス      イングランド古謡 16世紀
・行け、水晶の涙よ       ダウランド    16世紀
・バーバラ・アレン       イングランド・スコットランド古謡 17世紀
・アマリッリ麗し          カッチーニ  17世紀
・リバプールよさようなら     アイルランド移民歌 19世紀     他
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2010.11.06 Saturday

バッハ室内合唱団終了〜

バッハ室内合唱団は、私が月に1度ボイストレーニングに行っている合唱団で、
毎年 「音楽の照らす道」と題する演奏会シリーズを開催してらっしゃいます。
昨年の第6回に引き続き、第7回も出演させていただきました。

指揮&指導は、もう10年以上も前からお世話になっている、片山光由先生です。
毎回興味深いプログラム構成で、去年も今年も「さらわなくちゃ!!!」と激励される
感じでした。笑 

今年はアルトの横町あゆみちゃんとも一緒で、デュエットを楽しみました。
デュエットって、本当に楽しいです。
自分の旋律と、相手の旋律と、バスのライン。この3声なら、私のような凡人でも
すんなり頭に入ってくるのです。これ以上声部が増えると、手一杯になります

片山先生からいただいた選曲の宿題は「ドメニコ・スカルラッティ関連が望ましいけれど
とにかくスパニッシュ系のものを!」というものでした。いつも頼りにさせていただく、
ブレーンの方々にヒントをいただいたり、楽譜を貸していただいたりしたのですが、
結局は、私が国立音大の音楽研究所で、終了演奏会の課題として歌った、
G. F. サンチェスのデュエットになりました。まさかこんなところで、10年以上も前の
宿題が役に立つとは・・・!! 

さらに不思議なご縁で、音楽研究所でお世話になった佐竹先生が、片山先生と
高校の同級生ということで、佐竹先生も演奏会に聞きにいらしていたんですね。
私は10年ぶりに、先生の前で同じ課題を歌ってしまいました・・・・
あゆみちゃんも音楽研究所に在籍していましたし、学生に戻ったような気分でした。

とにかく楽しい演奏会でした。
オルガンの細川先生は、ずーっと出ていらして、控え室に戻るヒマすらなかったようで、
私たちだけのんびりと楽しませていただいて、申し訳なかったですが

片山先生の音楽に寄り添うことが、少しだけわかったような気がしました。
細川先生も合唱のみなさまも、もうずっとそうしてらしたんですよね。
私もそれを共有させていただけたかな、と思うと、とても嬉しかったです。

出演者ならびにスタッフのみなさま、そして聞きに来てくださったみなさま、本当に
ありがとうございました。

片山先生と初めてご一緒させていただいたのは、かれこれ10年以上前、明治学院大学の
グリークラブの定期でした。
そのときに合唱で歌っていた生徒さんが、かわいいお花を持って聴きにきてくださいました!
ふたりとも名字が変わっていたことに、時の流れを感じましたが、時を経て変わらないものも
いただいたような気がしました。
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2010.11.05 Friday

11月のコンサート

 ひとつは終わってしまいましたが 今月はたくさん演奏会があります。
               興味を持っていただけましたら、こちら
                ayako.nakura@gmail.com
 
                までご連絡ください。お待ちしてます



11月3日(水・祝) バッハ室内合唱団定期演奏会「音楽の照らす道」
    ドメニコ・スカルラッティの教会音楽〜ナポリからリスボンへ・・・光と風を映す音の世界〜
時間:14:00開場 14:30開演
場所:聖アンセルモ目黒教会
プログラム: D.スカルラッティ Miserere in e Psalm50
               Te glorious a 4
                Laetatus sum Psalm121
                Salve Regina  ほか
出演:指揮 片山光由
    
ソプラノ 名倉亜矢子  アルト 横町あゆみ
    
オルガン 細川久恵   コントラバス 田中洪至 




11月10日(水)大倉山記念館水曜コンサート「やすらぎの歌」
時間:19:00開演
場所:大倉山記念館ホール
料金:大人2000円、高校生以下1000円
出演:名倉亜矢子(歌) 金子浩(リュート)
プログラム:
・グリーンスリーブス      イングランド古謡 16世紀
・行け、水晶の涙よ       ダウランド    16世紀
・バーバラ・アレン       イングランド・スコットランド古謡 17世紀
・アマリッリ麗し          カッチーニ  17世紀
・リバプールよさようなら     アイルランド移民歌 19世紀     他




11月13日(土)ジョングルール・ボン・ミュジシャン 音金ライブ「騎士と乙女と放浪楽師」
西荻窪:音や金時(杉並区西荻北2-2-14-B1)
時間:19時30分開演
料金:2600円+オーダー
出演:辻康介(語り、歌)、名倉亜矢子(歌、ゴシックハープ)、上田美佐子(中世フィドル他)、近藤治夫(バグパイプ、ハーディ・ガーディ他)
プログラム:フランチェスコ「スペインから来た騎士」、不詳「水を越えて〜ディンディリン」、不詳「ラ・スパーニャ」、マルカブリュ「先日生け垣のそばで」、アダン・ド・ラ・アル:「ロバンとマリオン」より抜粋、不詳:エスタンピー・レアル他、中世・ルネサンスの歌曲・器楽曲
問合せ:音や金時(TEL.03-5382-2020、http://www2.u-netsurf.ne.jp/~otokin/index.html


11月23日(火・祝) 楽友三田会合唱団 定期演奏会
時間:14:00開演
場所:第一生命ホール
料金:全自由席 2000円
プログラム: 
混声合唱とピアノのための「近代日本名歌抄」
  指揮:山神健志
  ピアノ:安次嶺景子

愛の歌(ブラームス)
  指揮:池田龍亮
  ピアノ:安次嶺景子
      服部真由子

パウケン・メッセ(ハイドン)
  指揮 山神健志
  ソプラノ 名倉亜矢子
  アルト  望月寛之
  テノール 及川豊
  バス   小笠原美敬
  ピアノ  安次嶺景子

お問い合わせ:佐良土 03-3427-6127  粟根 03-3467-0744

11月28日(日)「古楽器によるバロック音楽の魅力
時間:14:00開演
場所:国分寺並木公民館
出演:
名倉亜矢子(歌)
中川つよし(リコーダー)
上田美佐子(バロック・ヴァイオリン)
坪田一子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
渡辺玲子(チェンバロ)
プログラム:
J.V.エイク(1590-1657):「イギリスのナイチンゲール」
J.S.バッハ(1685-1750):プレリュード&フーガ へ短調 BWW 857
            「G線上のアリア」(序曲ニ長調 BWV1068より)
H.パーセル(1659-1695):「こよなく美しい島」(歌劇《アーサー王》より)

ほか

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