弾き語りコンサート終了
先週24日は、小田急線「鶴川」より徒歩の可喜庵で、中世ハープの弾き語りコンサート〜ケルトが残した古い歌〜を行いました。
可喜庵は築150年ほどのかやぶき屋根の立派な古民家で、数年前まで実際にオーナーさんが住居として使ってらしたのだそうです。どっしりとした安心感のある建物ですが、3方に窓があり、どの窓からも違った趣の庭が見えるというような、優しい心遣いも感じられる家でした。
今回のコンサートは「長く使って愉しむ」というコンセプトで、食器やお箸などを紹介する展覧会(企画:「かたち21」)の一環でしたが、この可喜庵こそ長く使って愉しんでいる物だなぁと、主催者のぶれのない姿勢に感服しました。
名倉は14曲ほど、カンティガやアイリッシュ民謡等を歌いました。ご来場くださったみなさま、ありがとうございました!
なんと、展示品のひとつだった漆のお箸をいただきました。美しい朱色で、これ以上細かったら折れてしまう・・・けれども、ちゃんとしっかりご飯をいただける・・・くらいのギリギリのバランスがとれているような、華奢で繊細な線をもつお箸です。ご飯をふわっともちあげたくなります。お箸ひとつで、毎日の食事がこんなに変わるものかー、とびっくりしているところです。